現在、トラックドライバーに占める女性比率はわずか2.4%(約2万人)にとどまっていますが、大型免許を保有する女性は全国に13万4千人以上にのぼっており、ドライバーを職業の選択肢として考える女性は潜在的には一定程度見込めると考えられます。しかしながら、現役の女性ドライバーからは、女性であることのみを理由に就職を断られたといった声や、配送先等において女性用トイレが整備されていないといった声が上がっており、女性を雇うことについての経営者の意識改革や女性が働きやすい労働環境の整備、業界イメージの改善が喫緊の課題となっています。
このため、国土交通省では、2014年をトラックドライバーの「人材確保・育成元年」と位置付け、トラック運送業界における女性の活躍を促進していくため、積極的な情報発信や経営者に対する働きかけなどを行い始めました。